投資資産は60代までに2000~3000万円をひとつの目標にすればいいと思う

社会人になってからリタイア後までの40~50年以上という長い時間を有効に使って、積立投資を行う場合とそうでない場合ではリタイア後の生活が大きく変わります。

月に数万円ずつ積立投資をしていくと、投資効果も影響し、60代で数千万円になるでしょう。

たとえば60代で投資資産が3000万円、想定利回りが5%だとして単純計算すると、3000万円×5%=150万円になり、毎年150万円の不労所得があるのと同じことになります。

しかもそれがNISAで運用されていれば益金に対しても非課税なので、まるまる使えるお金になるということです。

40年くらい会社員等で働けば公的年金が150万円くらいにはなるので、投資資産からの益金150万円と合わせて年間300万円くらい使えることになります。

生命保険文化センターの調査によれば60歳以降で無職の平均的な夫婦世帯の年間支出がおよそ300万円

年間300万円くらい使えるならリタイア後も経済的にはまあまあ安心して暮らせそうですね。

別途、普通預金等があればなお良し

さらにいえば、投資資産もキープではなく取り崩していけば使えるお金はその分増えます

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少子高齢化によって65歳以上の世代を現役世代が支える割合はどんどん厳しくなっている。・1950年 約12人で1人の高齢者…

もちろん、投資ですので毎年安定的に●%というリターンになるわけではなく、プラスマイナスを経ながら長期的にみれば●%くらいになるだろうという前提の基、運用していく心構えが必要になります。

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たとえば、若い方が30年後までに老後資金として3000万円貯めたいとして、毎月いくら積立てればよいでしょうか?年0.0%…

資産運用をライフプラン表に反映する手順

1.まずは資産運用をしない前提のライフプラン表をつくってみる。

ライフプラン表作成のコツをひとつ言えば、現役時代は年間数十万円~貯金ができるよう計画することです。


この例では現役時代、概ね年間数十万円~200万円台ずつ貯金ができて、60代で退職金も合わせ一時6000万円を超える金融資産ができて、リタイア後は貯蓄を取り崩しながら90歳時点で約1000万円程が残るというシミュレーションです。

2.60代で投資資産2000~3000万円を目指す。

作成したライフプラン表から、一定の普通預金等は確保したうえで、積立投資に回せる額を考えて、設定してみます。

目安としては、60代で投資資産2000~3000万円くらいを目指すと良いのではないかと思います。投資資産が数百万円だとリタイア後の生活に与える影響は小さいのですが、2000~3000万円あると、想定利回りが5%だと仮定して年間100~150万円くらいという目算になるので十分な生活費の足しになると思います。

この例では、NISAに年間48万円ずつ積立投資を行い、40歳頃からはその額を60万円にして、60代で投資資産が2000万円強になっています。(想定利回りは3%)

リタイア後は投資資産を年間150万円ずつ取り崩しながら(現金化しながら)生活するわけですが、このように積立投資投資を取り入れたことにより、積立投資をしない場合のシミュレーションに比べて90歳時点での資産残高が2000万円程プラスになっています。

これをたとえば、想定利回り5%にすると以下のような図になります。

投資効果が大きくなるので、老後は150万円ずつではなく250万円ずつ現金化しています。そして90歳時点で5000万円程が残るような見通しとなります

想定利回りを3%→5%にしただけでこの違いは相当大きいですね。

・積立投資なし →90歳での金融資産 約1000万円
・積立投資あり(想定利回3%) →90歳での金融資産 約3000万円
・積立投資あり(想定利回り5%) →90歳での金融資産 約5000万円

積立投資をいったん始めてしまえばあとは自動的に積みあがる

まずはこういった長期的な計画を立てて、積立投資を始めてみる。

積立投資を始めてしまえば、あとは自動的に積みあがっていきますから、老後の経済的な心配はひとまず解消されてしまいます。

人は現状を変えるのにパワーを使います。積立投資が日常に溶け込めば、それを変えるのが面倒になります。

ただ、もし途中で積立が厳しくなった場合、NISAであれば、たとえば子供の教育資金が必要なときに一部現金化も可能ですのでフレキシブルに運用ができます。

60代で2000~3000万円を目標にライフプラン表をつくって、積立投資計画をつくり、実行してみませんか?

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「老後にXXXX万円必要」といいますが、本当にいくら必要かは個別世帯ごとにシミュレーションしてみなければ分かりません。

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