個人型確定拠出年金 国際株式を選ぶ(SBI証券)


前回の記事、個人型確定拠出年金 国内株式を選ぶ(SBI証券)に引き続き、今回は国際株式を選んでみたいと思います。

SBI証券の確定拠出年金では国際株式が11本用意されています。BRICsやアジアの中でも新興国に投資するもの、世界の新興国に投資するものなど、いろいろ気になります。基本的には「信託報酬の低いもの」「インデックス型」という観点で、以下3つを調べてみます。
・DCニッセイ外国株式インデックス(0.2268%)
・EXE-i先進国株式ファンド(0.3244%)
・EXE-i新興国株式ファンド(0.3904%)
※( )内は信託報酬の手数料率。

DCニッセイ外国株式インデックス(0.2268%)

▼投資方針
日本を除く世界主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・ インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
〇純資産総額  4400万円(2016.4.28)
〇決算  年1回(11/20)
〇設定日/信託期間  2015.3.31~無期限
〇収益分配  自動再投資
〇過去1年収益率  -11.09%

EXE-i先進国株式ファンド(0.3244%)

▼投資方針
先進国(日本を除く)の株式市場の値動きと 同等の投資成果をめざします。参考指標は、FTSE Kaigai (カイガイ)・インデックス(円換算ベース)とします。
〇純資産総額約  45億円(2016.4.28)
〇決算  年1回(5/12)
〇設定日/信託期間  2013.5.13~無期限
〇収益分配  自動再投資
〇過去1年収益率  -11.7%

EXE-i新興国株式ファンド(0.3904%)

▼投資方針
新興国の株式市場の値動きと同等の投資成果をめざします。参考指標は、FTSE・エマージング・イン デックス(円換算ベース)とします。
〇純資産総額  29億円(2016.4.28)
〇決算  年1回(5/12)
〇設定日/信託期間  2013.5.13~無期限
〇収益分配  自動再投資
〇過去1年収益率  -23.96%

国際株式は全体的に純資産総額が小さいですね。
上記3本は設定されてまだ1~3年ということと、確定拠出年金をやっているひとたちの半分以上はリスクを恐れ元本確保型にしていることからも外国株には手を出さない傾向があるのでしょうか。

まず、DCニッセイ外国株式インデックス
SBI証券では2016.4.22に20本ファンドが追加され、そのうちのひとつ。
もともとニッセイ外国株式インデックスは手数料の低さから人気があり、2013.12の設定と3年弱で純資産総額は250億円にもなっており、そのDC(確定拠出年金)バージョンがこれ。
主婦なども2017年1月からDCを利用できるよう法改正があったことからも、おそらく、これから世間の確定拠出年金”熱”が高まり、このファンドもいまは小さいが、伸びていくだろうと予想。

指標のMSCIコクサイ・インデックスは、わたしのインデックスサイトによれば以下の通り。

MSCI グローバル株式インデックス シリーズ。
米MSCI社が提供する外国株式インデックス。
国内外において、グローバル投資の際のベンチマークとして最も有名なインデックス シリーズで、多くのETF、投資信託が同社インデックスと連動する形で提供されている。
特に、日本以外の先進国を対象としたMSCI コクサイ(KOKUSAI)インデックスは、日本における外国株式投資の際のベンチマークとして有名。

対象は先進国24か国、新興国(エマージング)21か国、フロンティア国25か国の約70か国。
各国市場の時価総額上位約85%(Small Capシリーズを含めると最高99%)をカバーする広範なインデックス。

インデックスの主な分類として、先進国(DM:Developed Markets)、新興国(EM:Emerging Markets)、フロンティア国(FM:Frontier Markets)、先進国と新興国を組み合わせた全世界(AC:All Country)があり、それぞれがさらに、地域別(北米、ヨーロッパ、アジアなど)、国別(約70か国)、スタイル別(バリュー、グロース、高配当)、サイズ別で細分化されている。

・全世界(ACWI:MSCI AC World Index) 45か国
├先進国(MSCI World Index) 24か国
└エマージング(EM:MSCI Emerging Markets Index) 21か国

・フロンティア(FM:MSCI Frontier Markets Index) 25か国

・ACWI+FM 70か国
├全世界(ACWI:MSCI AC World Index) 45か国
└フロンティア(FM:Frontier Markets) 25か国

要するに・・世界の株の時価総額ベースでの平均値を表す指標であり、時が経つにつれ新興国はやがて先進国になり、常に世界の平均株価を追っていくことができる、ということ。
世界における各国の経済規模割合はどんどん変わっていくので長期投資において、自動的に世界の平均株価を追っていけるのは、ありがたいと思う。

EXE-i先進国株式ファンドはFTSE Kaigai (カイガイ)・インデックスの指標に連動するよう運用される。概ね、アメリカ大型株60%、ヨーロッパ大型株30%、アジア(日本除く)大型株10%に投資するよう。過去1年の収益率がニッセイ外国株式インデックスと似通っているのはたまたまか?

EXE-iシリーズは手数料の低さで人気のようだが、新興国も含めたバランスの良さを考えれば、MSCIコクサイに連動するニッセイ外国株式インデックスかな。どちらかといえばリスクをおさえて先進国・大型株のみにしておきたいという場合はEXE-i先進国株式ファンドが良いのだろう。

EXE-i新興国株式ファンドはFTSE・エマージング・インデックスを参考指標としている。2016.5.31時点のレポートによれば組入上位10か国はこんな感じ。
exe新興国組入れ

新興国の成長率に投資する魅力がある。「まだ小さいが今後成長する見込みのある投資先に投資する」、これは投資の基本だろう。

世界の経済成長率は2010年頃までは平均5%といわれていたが、IMFは2016年の世界経済成長率を3.2%、2017年は3.5%と予測している。
世界経済の現状と課題
よろめく世界経済-余りにも長期にわたる余りにも緩慢な成長 IMF サーベイ

そう考えると新興国市場にかなり低い信託報酬で投資できるEXE-i新興国株式ファンドも捨てがたい。

国際株式はニッセイ外国株式インデックスとEXE-i新興国株式ファンドの二つを選んで、数年様子を見てみよう(あくまで自分に言っています)。
全体の何割入れるかは別途検討します。

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