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(書評)「OPTION B」

あまり読まないのに本棚に残っている本を処分するため、役立ったことをメモしておく。文章は抜粋でなく感想。

書籍名:「OPTION B」
著者:シェリル・サンドバーグ、アダム・グラント
初版:2017年
評価:☆☆☆

メインの著者は、フェイスブックCOO(Chief Operating Officer、最高執行責任者)であるシェリル・サンドバーグ氏。

子供がまだ小学生なのにシェリルは夫を突然の不整脈で亡くした。

一見終わりのない虚空、配偶者を亡くした人の半数以上が半年以内に「鋭い悲嘆」と呼ばれる段階を脱している。

レジリエンスは逆境からどれだけ力強く素早く立ち直れるかを決める力であり、自分で鍛えることができる。

この本はシェリルが学んだレジリエンスを伝える試みであり、人間に備わった頑張りぬく力がテーマである。

完璧な予定調和の人生はあり得ない。だから「オプションB」を常に想定しておく必要がある。

3つのPが苦難、挫折からの立ち直りを妨げる。
・Personalization 自責化
・Pervasiveness 普遍化
・Permanence 持続化
「この最低の出来事は自分のせいで、いつもそう、そしてこれからも」

3つのPが誤りだということに気づくことで立ち直りが早くなるし、そもそも気づいている人はうつになりにくく状況により良く対処できる。

3つのPにとらわれない人は心拍数が穏やかで、断りが常態である生命保険営業職のひとは成績が2倍以上、在職期間も2倍。

苦難に陥ったときは3つのPに気づくこと。「自分のせいじゃない。これは特別なことで、一過性である。」と自分に言い聞かせればよい。

苦難に陥った時、その2か月後の心境を想像し、実際に2か月たった時、2か月まえに想像していた心境よりもずっとハッピーであることが多い。

他の恵みに気づき感謝することもできる。お金がまだあるとか、仕事があるとか、健康体だとか、家があるとか。

もっと不幸な人がたくさんいることに気づく。アメリカ人の60%は家計を脅かす出来事を経験している。貧困、傷病、犯罪、家族不和、事故、災害、戦争、虐殺、難民、子どもを亡くした・・

ひどい事が起きたとき、「もっとひどい事が起きていたら・・・」と想像してみる。今がまだマシと思える。

書くことは自己への思いやりを高める強力なツール。友人をなぐさめるようにして自分に手紙を書き自分にやさしくした人々は幸福感が40%高かった。これはいつでもやる必要はなく、必要なときに実施して、不要になったらやめればいい。

ただし、悲劇の直後は生々しくて逆効果になることもあるので注意。

死を覚悟するような事態を経験した人ほどその後の人生に意味を見出している。

毎日「喜びの瞬間」を3つ書く。感謝の念を持ちやすく明るくなるし、続きやすい習慣。

恵まれない家庭に母親の妊娠時から子供が2歳までの間、看護師の家庭訪問とカウンセリングを無償提供すると、その後の25年間での児童虐待と育児放棄は平均より79%少なく、15歳の子供の逮捕率は同年代の子供の半分で母親が生活保護を受ける期間は平均30か月短い。

レジリエンス力を持った子供を育てるための教え。
①人生は自分でコントロールできる。
②失敗から学べばいい。
③自分は大切な存在。
④自分のために役立て、それを他人にも分かちあうことができる。

レジリエンスが最も高いのは、人生を変える力が自分にあると信じている子供。

テストで良い点数をとったとき「頭が良いね」よりも「がんばったね」とほめた方が次の成績もよくなる。

問題が難しいと感じるのは「脳みそが成長している証拠だよ」という。

子どもは驚くほどのレジリエンスを見せることがよくある。

人はつかんだチャンスより、つかまなかったチャンスを後悔する。

スポーツをあまりしなかった/愛していると言わなかった/連絡をとらなかった/心を打ち明けなかった/やりたいことをやらなかった/親に孫の顔を見せられなかった・・

フェイスブックでは何事も他人事ではない。

 

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