長期就業不能保険はここ2~3年で選択肢が増えた
不都合な真実ですが、ライフプラン表のリスクシナリオを作成する場合、世帯主死亡時よりも長期就業不能状態になることが経済的には最も不利になります。
なぜなら、生存している限り生活費はそれまでと同程度または、療養のためにそれ以上かかるうえ、程度によっては障害年金も受給できないかもしれないからです。
生命保険分野では、死亡保険や医療保険に加入している方は多いものの、長期就業不能に備えるための「就業不能保険」に加入している割合は少ないと思います。
生命保険会社各社もここ2~3年で長期の就業不能保険を発売し始めた印象で、いくつかの生命保険会社はインターネットでも加入申込ができるようになっています。
なお、ライフネット生命のHPによれば、就業不能状態とは、入院している状態はもちろん、医師の指示により自宅等で療養をしており、外出が通院等に制限されているような状態、とあります。
ネット加入OKの就業不能保険のうち最もリーズナブルな会社は?
支払対象外期間や精神病に対する保障有無など条件によって一概には言えませんが、インターネットで加入できる就業不能保険のうち、以下の条件で最もリーズナブルな保険について調べてみました。
条件:35歳、男性、月額30万円(60歳まで)
(※実際に加入検討される場合、細かい保障の差異はご自身でご確認ください)
上記の加入例では、大病や大けがによって医師の診断のもと働けない状態であると保険会社に認め続けられる限り、60歳まで毎月30万円が受け取れるというものです。
保険料だけで比較すればライフネット生命の支払対象外期間180日が最もリーズナブルです。
健康保険に加入していれば、180日間は傷病手当金の対象になりますので、就業不能保険の支払対象外期間が180日というのは合理的かと思います。
ただ、ライフネット生命は精神障害の場合は保険金支払対象になりません。
精神障害にならないと思う方はライフネット生命がよいのかな、と思いました。