ふるさと納税返礼品

2017年ふるさと納税で8万円寄付してもらった各種返礼品と節税額

ふるさと納税は2008年4月30日に公布された「地方税法等の一部を改正する法律」からスタートしたもので、地元を離れても住民税の支払い先を愛着ある地元にしたい、という純朴なイメージもありつつ、東京から地方への金の再分配という目的もあります。

だから東京都だけは当初から大きく反対しているわけです。

ふるさと納税による寄付金額推移(wikipediaより)
ふるさと納税による寄付金額推移

わたしは東京都民でもないし、純粋に得をするからという理由でふるさと納税バンザイという立場です。

私がふるさと納税を始めようと思ったきっかけ

これまでふるさと納税という制度があることは知っていましたが、実際にふるさと納税をやってみたのは今年(2017年)が初めて。

FPとしての仕事のなかでふるさと納税に関する質問があり、調べていく過程で「これいいじゃん!」と初めて認識したわけで、その日のうちにはふるさと納税を何件か行ってしまいました。

ふるさと納税の仕組み


(ふるさとチョイスHPより)

ふるさと納税ではまず、寄附する自治体と寄付する金額を決めて申込をします。

その寄付した金額から2000円だけ引かれて、残りは翌年の住民税(※一部所得税)から税額控除となるわけで、ついでにその自治体からお礼の品が送られてくるという流れです。

言い換えると、現在の住居地の自治体に来年払うはずだった住民税(※一部所得税)を、今年払ってしまうということで、支払い先の自治体は任意に選べて、かつ寄付金額の20~30%程度の御礼の品がもらえるという、そんな感じの制度。

一言でいえば、住民税の先払いという感じです。

たとえば1万円寄付すると、2000~3000円相当の御礼の品がもらえて、8000円が来年の住民税(※一部所得税)から引かれるので、実質的に損はしていない。

たとえば2万円寄付すると、4000~6000円相当の御礼の品がもらえて、18000円が来年の住民税(※一部所得税)から引かれるので、少し得をする。

つまり、寄付金額が増えるほど得をする仕組みであります。

ここでの考え方としては、返礼品に「いずれ買う物」を選ぶとダイレクトに節約できるということ。

普段買わないものを選べば家計の節約にはならない。でもそれは考え方だから、タダで普段食べないようなものをもらう、とかでも全然良いと思います。

注意点として、各個人の年収や家族構成等によって税控除が認められる寄付金額の上限があり、たとえば、年収600万円で妻と子供がいる場合、年間の税控除金額上限は約60,000円となります。

控除が認められる上限については、たとえば以下のサイトから確認できます。

ふるさとチョイス

いくらまでふるさと納税の寄付ができるか寄付の上限額が簡単にわかる機能です。計算シートや目安表を使って、ふるさと納税の控除…

楽しい返礼品選びと返礼品が到着するまで

「ふるさと納税」で検索すると、ふるさとチョイスというのが一番目に出てきて、ふるさと納税扱いサイトとしてはメジャーな感じがしたし、使い勝手も悪くなかったので、ふるさとチョイスを利用することにしました。

2017年は、お米5kgを3つ(宮城県仙台市、北海道美瑛町)、お酒(新潟県燕市)、バスタオル(愛媛県今治市)、タオルケットのようなもの(大阪府貝塚市)、ティッシュ60箱(宮城県岩沼市)を申し込みました。

まずすぐに届いたのが、燕市からのお酒。おまけに柿の種も入っていました(というか、柿の種を梱包材の代わりのように詰めてあって面白かった)。

丁寧なお礼の手紙と、燕市の観光案内チラシが入っています。燕市ってこれまで考えたこともなかったけど、少なくとも好感を持った日本人が一人増えましたよ。

それから今治市と貝塚市からタオル関係が届き。

お米は仙台市、美瑛町ともに新米を送ることになっていたので、10月、11月に到着。

美瑛町の米は、単身赴任先と自宅にひとつずつ申し込んだところ、美瑛町役場から電話があり、「1万円の寄付を二つでお米二つ、となっていますが、15000円の寄付でもお米二つなんです。それでいいんでしょうか?」と。美瑛町はお米もおいしい上に親切心もあるようです。

このように、これまで考えたこともなかった地方自治体に触れることもふるさと納税の楽しいところですね。

登録の住所を間違えた件(寄附金受領証明書に記載される住所)

ふるさと納税後、各自治体から「寄附金受領証明書」が送られてきます。

ふるさとチョイスでは単身赴任先の住所を登録したのですが、住民票は移していませんでした。

そうすると、本来住民税を納めるはずの自治体とズレが生じてしまう、ということで、ちょっとこれは失敗したわけですが、各自治体に連絡をとり(各自治体HPで調べてメールを送信)、「寄附金受領証明書」を再発行してもらうことにしました。

既に送ってある寄附金受領証明書の返送を求められることもあれば、「間違った方はそちらで破棄してください」という軽いノリのところもあった。このあたりのルール統一はなされていないのでしょう。

あとは、確定申告を忘れないようスケジュールに登録しておくことですね。

寄附自治体が5つ以下だと、わざわざ確定申告しなくても済む「ワンストップ特例制度での申告」というものもあるので、該当する場合は便利です。

確定申告のための書類準備(初め問合せ先を間違えた)

確定申告は6年ぶり。

書類不備があると二度手間になってしまうので事前に念入りに書類を準備。

わたしは千葉市なので千葉市のHPで確認して、
「千葉市住民税額試算・申告書作成サービス」から申告書を作成、印刷。

以下を添付して区役所内市民税課に送れとのこと。
・源泉徴収票コピー
・マイナンバー通知カードコピー
・寄附金控除証明書
・運転免許証コピー

でも自信がないので区役所に問い合わせたところ、「所得税を少しでも納めている方は区役所宛ではなく、税務署宛になります。」「申告書作成は国税庁HPからお願いします」と。

入口が間違っていた・・・
よかった、問い合わせておいて。

改めて国税庁HPから申告書を作成&以下書類を準備
・源泉徴収票(原本!)
・マイナンバー通知カードコピー
・寄附金控除証明書
・運転免許証コピー

源泉徴収票は原本と書いてある。
仕方ないのでコピーを保管しておこう。

それとマイナンバー通知カードコピーと本人確認書類は、家族(被扶養者)の分も必要なのかどうか分からなかったので、一応用意して税務署へ行くことにしました。


千葉西税務署

「作成、相談」と、「提出のみ」と棟が分かれています。
既に書類は用意済みなので提出のみへ。
窓口対応者は4人、税務署職員2名とアルバイトの腕章2名。元職員かな。

平日だったのでそれほど混んでいなく、提出待ちの列は10名ほど。

提出完了まで10分程で完了。

結局、家族(被扶養者)のマイナンバー通知カードコピーと本人確認書類は不要だった。

申告書作成したときに一緒に出てきた「控え」に税務署受領印をもらって、「1ヶ月から1ヶ月半で税金戻ります」と。

無事確定申告完了。

次回は確定申告不要のワンストップ特例にしてみよう。

まとめ

・住民税を払っているなら1万円~ふるさと納税をしよう!
・寄付金額の上限には注意
・返礼品・寄附金受領証明書の到着、確定申告など、きちんと管理しよう。

ふるさと納税、なるべくルールを変えないで(改悪せずに)、来年、再来年・・と続いてもらいたい制度です。

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