たとえば同じ会社、同じような年収、キャリア、同じような家族構成でも老後、経済的に安心した生活を送れる世帯と、老後貧困化する世帯があるんだと思います。
老後に待つのは豊かな生活か、貧困化するのかその特徴を考えてみたいと思います(完全に個人的な意見)。
老後も豊かな生活になる世帯
・夫婦共働きで両方とも厚生年金を受け取れる。
・夫婦仲が良く、生涯に渡って収入以下で生活できる(計画性がある)。
・田舎暮らしで支出が少く済む場合。
・個人のスキルがあるなど、老後もずっと収入を得られる。
・親などから多額の相続を受ける。
など
老後貧困化する世帯
・厚生年金が片方のみ、または国民年金のみ。
・健康を害している。
・夫婦だったが離婚し世帯年金収入が少ない。
・独身で年金以外の定期収入がない。
・浪費家(計画性がない)。
など
まず、現役時代に必要なのは現状と同じような生活・支出を老後も継続するなら、老後はどうなるのかシミュレーションしてみることだと思います。
それで老後も問題なく生活していけるならOK。
でも老後資金が不足するなら、これから支出を抑えるまたは、収入を増やす方法を考えてみる必要があるでしょう。
あたりまえの話かもしれませんが。
それでも老後資金が不足して、今の現役世代が老後になったときに立ち行かないかもとされるのは、日本の高度成長期の人生モデルを引きづっているからだと思うのです。
いまや世界で最も高齢化の進んだ、課題先進国ニッポンは、まずその大きな課題を額面通りに受け止めるべきでしょう。政治家に高齢者が多いから当事者感が薄いのかな。
たとえば60歳で定年なんてモデルが一般的という考え方や終身雇用で一生同じ会社で勤めるという考え方は古い。
年功序列型で働かないおじさんを許す社会は少しずつ淘汰されるべきだと思うのです。みんな頑張らないと。
本業+セカンドワークを当たり前にし、セカンドワークは雇われ(アルバイト等)でなく、個人のスキルを高め、生涯のワークになりうるものが推奨されるべきだと思います。
政治家にまかせっきりのスタイルを少し見直して、時代は、若者も政治・投票に参加し、みんなが主体的市民としてできることを考えるフェーズに入りつつあるのでしょう。