人生にはお金が必要ですね
お金は人生において必要不可欠なものですね(残念ながら)。
年金に変えて働かなくても国から無条件で一人月10万円給付というようなベーシックインカム制度ができると貧困で極度に困る人もいなくなるし、子供が増えれば給付額が上がるし(少子化打破)、シンプルな制度だから巨大な厚労省をスリム化して税金の無駄を省くこともできます。
しかしながら現状そうはなっていないので、基本的には自助努力で食料、住居、衣服などを用意しなければなりません。
すべて自給自足できれば良いのかもしれませんが、なかなかそう簡単ではないですね。
スタンダードなケースでは、子供時代は親の庇護をうけ、社会人になってからは経済的に自立し、老後は国に預けていたお金(年金保険料)を受け取りながら生活していくことになります。
また、人生は想定通りにいかないものです。
10年前に、今の自分を想定できていたでしょうか?
安定した会社員ならば「ほぼ想定通り」という方もあれば、「まったく想定していなかった」という方もいるでしょう。
何らかの事由で突然仕事を失うこともありえますね。
もし今が順調だとしても、人生100年時代。どうやって、できれば楽しく生活をしていくことができるのかお金の面を考えてみたいと思います。
一世帯にかかるトータルの費用ってどのくらい?
日本人一世帯では通常どのくらいお金がかかるのでしょう?
ここでは30歳で世帯を持ち100歳までの70年で考えてみます。
一般的に一世帯において人生にかかるお金はざっくり2~3億円といわれます。
項目 | 必要なお金 |
基本生活費 | 年240万円×70年=1.7億円 |
住宅購入or賃貸 | 3000~4000万円 |
子供の教育費 | 1500万円×2人=3000万円 |
親の介護 | 500万円 |
会社員の総収入額が2~3億円と言われますので、ほぼ入ってきた分を使い果たすような仕組みになっているようですね(自由経済の自然な調整力、ということでしょうか)。
贅沢を望めばキリがありませんが、ざっくり平均値を捉えておくと良いかもしれませんね。
公的年金だけで老後生活できる?
厚生労働省が発生している厚生年金保険、国民年金事業の平成30年度版のデータによると、厚生年員の平均年金月額は14万3761円です。
男女別で見てみると男性の平均年金月額は16万3840円、女性の平均年金月額は10万2558円となっています。
(上記には国民年金の平均年金月額は5万5708円も含まれます。)
結婚している世帯のうち、共働きの世帯は今や7割と言われますので、夫婦2人で1年間でもらえる平均年金月額は26万6398円(年間約320万円)となります。
ただ、これは現在の話で、20~30年後以降はここから2割ぐらい年金額は減ると考えておいた方がベターでしょう。
老後の資金準備。あと回しにしていませんか?若い方(30代・40代以下)への質問。「公的年金は、何才から、いくらぐらいもら…
共働きで両方が厚生年金を受け取るとして、年間250万円くらいかなと考えた方が良いと思われます。
一方、老後の生活費は年間300万円程が平均と言われていますし、少しずつ物価上昇していくと思われますので、共働きだとしても、年金だけで生活していくのは難しいと考えておく必要がありそうですね。
老後に備えて貯蓄や積立投資を
老後生活費が足りない!なんてことにならないためにも老後に備えて計画的な貯蓄や積立投資は必須の時代と言えるでしょう。
定期預金でもいいかもしれません。
iDeCo、NISA、株式投資や不動産投資も有効かもしれません(知識があれば)。
老後資金として優先的に検討するなら節税効果の高いiDeCoイデコ(個人型確定拠出年金)。
投資は始めるのが早ければ早い程、複利の効果で将来の受取額に大きな差がでてきます。本当は20代、社会人になりたての人たちにすべからく投資教育がなされて半強制的に積立投資をさせるような欧米等のような仕組みが望ましいのかもしれませんね。
まとめ
一世帯では2~3億円必要になると聞くとびっくりしてしまいますが、冷静に50年で割れば年間400~500万円となります。
仕事をしているうちに余るお金を老後のために積立てるのは想像力の世界です。
若いうちからライフプランなどシミュレーションが出来て想像力を働かせておくと良いかもしれませんね。