iDeCo運用商品の上限数を35以下ってなにそれ!?頭にくるとしか言いようがない!

除外商品を選んでいる場合、すぐにでも違う商品を選んでおいた方がよい。

2018年8月31に個人型確定拠出年金(iDeCo)を契約しているSBI証券からメールが来て、2023年までに運用商品を35本に減らさなくてはならないとのこと。

2018年5月1日施行の「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」に則った措置となる。

現状でSBI証券は67の運用商品があり、そのうち除外と決定されるファンドについて、2018年5月以降に購入した分については除外が決定した時点で現金化されるそう。

2018年4月までに購入した分については運用のみ認められます。

▼除外予定ファンド一覧

分類ファンド名
国内株式日経225ノーロードオープン
朝日ライフ 日経平均ファンド(愛称:にぃにぃ Go)
ニッセイ日経225インデックスファンド
MHAM TOPIXオープン
DCグッドカンパニー(社会的責任投資)
三井住友・バリュー株式年金ファンド
国際株式インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)
ハーベストアジアフロンティア株式ファンド
シュローダーBRICs株式ファンド
国内債券野村日本債券ファンド(確定拠出年金向け)
国際債券EXE-i 先進国債券ファンド
三井住友・DC外国債券インデックスファンド
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)
グローバル・ソブリン・オープン(DC年金)
SB I- PIMCO ジャパン・ベターインカム・ファンド(愛称:ベタイン)
国内REITDCニッセイJ-REITインデックスファンド
MHAM J-REITアクティブファンド<DC年金>
国際REIT野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)
EXE-i グローバルREITファンド
バランスDCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(債券重視型)
eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー)
eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー)
eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード)
eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー)
eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー)
コモディティダイワ/“RICI”コモディティ・ファンド
分類商品名
定期預金スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年)
年金保険スミセイの積立年金(利率保証型)
第一のつみたて年金(5年)

比較的、信託報酬の高いファンドが除外されるよう。
私としては信託報酬の低いファンドを優先して選んでいたので、影響は少ないということが分かりましたが・・

そもそも国際REITは3本しかなかったのに、なぜ2本も減らすのか?

私の選んでいたEXE-i グローバルREITファンドも除外対象・・

すでに今は9月なので、5月以降の購入分については除外決定後、すぐに現金化されてしまう。
いまのうちから、変更しておく必要がありそうです。

現金化されたら、その分を除外されないファンドに移せばいいだけの話だが、気づかないうちに現金化されていて、ただ眠らせていたのならiDeCoの意味ないですからね。

なぜ上限35本に減らすのか?

人は選択肢が多くなりすぎると選択できなくなるという。

iDeCoの存在意義は公的年金の補完。

これから老人になる人たちにとって、公的年金だけではぜんぜん足りないから、iDeCoを活用してよ!税金はめちゃくちゃ優遇するから!というのが政府のメッセージ。

↓参考

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厚労省『確定拠出年⾦統計資料』によれば確定拠出年金利用者は2022年3月末時点で企業型で約780万人、個人型で約約240…

ところが、iDeCoに加入しても、元本確保型の商品しか選ばれないと、老後資金として全然足りなくなっちゃう恐れがあります。

だから、本数を減らして、選びやすくして、iDeCoの本来のパワーを引き出そう、という理屈。

しかし、リスク商品を選ばないのは、本数が多すぎるから、ではないと思います。

運用本数35本を超える金融機関はこの時点でSBI証券と岡三証券だけ。

これは頑張りすぎるSBI証券と岡三証券への単なるいじめです。

海賊と呼ばれた男」の中のセリフを借りれば、狭い集団の利益ばかり考える役人ども、という感じ。

そんなことを一生懸命考えるよりも、長期運用、分散投資の効果についてPRする分にコストをかけて欲しい。たとえば新入社員にはすべからくe-ラーニングで老後資金の枯渇と長期運用・分散投資の効果についての動画を見せるとかすればいいのではなかろうか。

とにかく、決まってしまったものは仕方ないので、除外されないファンドの中で運用していくしかないですね。


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