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原付での事故は個人賠償責任保険でカバーされますか?

自治体ごとに「自転車保険」の加入が義務付けられるケースが増えてきています。

自転車保険というと誤解が生じやすいと思っておりますが、正しくは、自転車で他人をケガさせたり他人のモノを壊したりした場合の個人賠償責任保険ということになります。

世の中に出回っている自転車保険の多くが傷害保険に個人賠償責任保険を組み合わせたものになり、自転車運転中に自身がケガをした場合の補償と、他人への対人・対物賠償をカバーし、自転車そのものの破損や盗難には対応していないケースがほとんどです。

個人賠償責任保険では、日常生活で起きた偶然な事故による他人への対人・対物事故をカバーするもので、被保険者の範囲は同居の親族まで及ぶなど安い保険料の割に補償内容が広く感じます。

自転車運転中の事故は当然カバーされますが、時折「原付でも個人賠償責任保険でカバーされますか?」と質問を頂きます。

結論からいえば、個人賠償責任保険では原付運行中の事故はカバーされない、ということになりますが、保険約款には一般的に以下のように規定されております。

個人賠償責任保険(特約)で保険金を支払わない場合

航空機、船舶および車両の所有、使用または管理に起因する賠償責任

ただし次のものを除く
① 主たる原動力が人力であるもの
② ゴルフ場敷地内におけるゴルフ・カート
③ 身体障害者用車いすおよび歩行補助車で、原動機を用いるもの

原付の運行は車両の使用にあたるため、個人賠償責任保険では保険金支払い対象外、となります。

電動アシスト付き自転車は、主たる原動力が人力であるので車両に該当せず個人賠償責任保険の支払い対象になります。

また、ゴルフ場内でのゴルフカートや電動の車いすでの対人・対物賠償事故も個人賠償責任保険の対象になるのですね。

 


(注)記載のある各保険については一般的な内容の説明です。個別具体的な保険契約内容についてはパンフレットや重要事項説明書、約款等をご確認いただくか、保険代理店または保険会社へお問い合わせください。


 

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