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新型コロナウイルス 国別死者数の推移(2020/3/1~)

新型コロナウイルスによる国別死者数推移

新型コロナウイルスについてWHOで発表している国別死者数の推移は以下のようになっています。
(死者数の多い国、感染拡大中の国を個人の見解で抜粋)

※2020/3/1起点
※( )は100万人あたり
※100万人あたり100以上をオレンジ1000以上を赤字(太)

死者数
3/1 3/31 6/30 9/28 12/29 3/30
アメリカ 0 2,398 126,203 202,478 328,014 543,003
(0.0) (7.4) (391.7) (628.5) (1018.1) (1685.4)
ブラジル 0 136 57,622 140,537 190,488 307,112
(0.0) (0.6) (273.0) (665.9) (902.6) (1455.2)
インド 0 29 16,893 94,503 147,622 161,552
(0.0) (0.0) (12.5) (69.9) (109.1) (119.4)
メキシコ 0 20 26,648 75,844 121,837 200,862
(0.0) (0.2) (211.2) (601.0) (965.5) (1591.7)
イギリス 23 1,408 43,575 41,971 70,405 126,573
(0.3) (21.4) (662.3) (638.0) (1070.2) (1923.9)
イタリア 29 11,591 34,744 35,818 71,620 107,636
(0.5) (195.0) (584.6) (602.7) (1205.1) (1811.1)
フランス 2 3,017 29,730 31,514 62,197 93,884
(0.0) (46.6) (459.4) (486.9) (961.0) (1450.6)
スペイン 45 7,340 28,346 31,232 49,824 74,420
(1.0) (158.4) (611.6) (673.9) (1075.0) (1605.7)
ロシア 0 9 9,320 20,324 54,778 97,740
(0.0) (0.1) (63.9) (139.3) (375.5) (670.0)
ベルギー 0 513 9,747 9,974 19,192 22,897
(0.0) (45.2) (858.2) (878.1) (1689.7) (2015.9)
中国 35 3,314 4,648 4,746 4,777 4,851
(0.0) (2.3) (3.3) (3.4) (3.4) (3.4)
日本 5 56 972 1,545 3,213 9,031
(0.0) (0.4) (7.6) (12.1) (25.2) (70.7)
韓国 18 162 282 401 808 1,722
(0.4) (3.2) (5.6) (7.9) (15.9) (33.9)
世界全体 104 36,405 503,862 991,224 1,754,475 2,769,696
(0.0) (4.7) (65.3) (128.5) (227.4) (359.0)

 

100万人あたり死者数1000人超えの国が増加中・・

率にすれば人口の0.1%以上

アメリカ、南米、EUあたりでは人口の0.1%以上、1000人に1人以上がコロナで亡くなっていることになる。

致死率が仮に2%だとすれば、全人口のうち20%~40%が感染していることになる。

インドはまだ最流行地の10分の1程度。これがアメリカ並みになったら相当やばいよね。

通常、人口は毎年1%くらいずつ入れ替わる。

コロナで0.1~0.2%がプラスで亡くなっているとすれば、通常の年に比べて1~2割の死亡者数増となる。

そもそも別の疾患で亡くなる方の死因が新型コロナに置き換わるから、実際は死者数の10%押し上げにはならないのでしょうが、それにしても大変なことです。

世界70億人のうち、300万人が亡くなっているとすれば、率にして0.04%程。致死率が仮に2%なら、全人口の8%程が感染していることになる。

ちなみに14世紀に起きたペストでは世界人口4.5億人のうち1億人(約2割)が死亡。

インドは人口が13億人と多いだけに死者数の拡大がやばい。100万人あたり死者数が欧米並みになるとすればインドだけで200万人が亡くなる計算。

日本では3末時点で感染者数が約50万人、死者数が約1万人。人口1.2億人だとすれば、0.4%が感染(250人に1人)、0.008%が死亡。感染者数からすれば致死率は2.0%。これをどう見るか。

 

▼人口100万人あたり死者数の推移グラフ(2020/3/1~2021/3末)

感染拡大している国では100万人あたり死者数が1000~2000人(国民の0.1~0.2%が死亡)になる。これは対策がまずいのか、国民性的な清潔観念レベルが低いのか、貧困か、BCGか、体質か、他の何かに原因があるのか。

肥満や喫煙が重症化率と関係しているらしい、とも言われている。

今のところ日本は100万人あたり死者数が70人程で、実数値は1万人程。毎年のインフルエンザでは多いと3000人が亡くなっているのでそれは超えている。

また、コロナ関連の死者数を介護施設で亡くなった方を含めるかどうか等、各国で基準が定まっておらず、たとえばベルギーの人口当たり死者数が多いのは、医師がコロナ疑いとした件は全てカウントしているからだとか。

であるならば、新型コロナによる死者数はもっと多くなり、正確なところは各国が統計の取り方をきちんと統一できてから、ということになるのかも。

それでも国ごとに検査体制が異なる「感染者数」にくらべたら死亡者数は実態をより正確に表しているといえるかと。

▼死者数50,000人以上の国(2021/5/25時点)

南アフリカ55,772人
アメリカ583,696人
ブラジル446,309人
アルゼンチン73,391人
コロンビア83,719人
ペルー67,569人
メキシコ221,256人
イラン78,381人
フランス107,403人
ドイツ87,380人
ロシア118,482人
スペイン79,601人
イギリス127,716人
イタリア125,153人
ポーランド72,928人
インド299,266人

スウェーデンでは都市封鎖をせず企業も店もストップしない、基本的に人々の判断に任せる戦略をとったが北欧3国はどのような違いが出たか。

▼北欧3国の比較(2021/5/25時点)
・スウェーデン 人口9,972千人 死者数14,366人 対人口比0.144%
・フィンランド 人口5,523千人 死者数932人 対人口比0.017%
・ノルウェイ 人口5,338千人 死者数781人 対人口比0.015%

似たような北欧3国の結果の違いを見ると、自由に人の往来を許すよりも、それなりに制限をかけた方が死者数が少ないということが明らか。

▼1週間の死者数3000人以上(2021/5/25)

インド28982人
ブラジル13681人
アメリカ4032人
アルゼンチン3538人
コロンビア3469人

日本773人
(世界全体84306人)

インドと南米、アメリカでの死者数が特に多い。

新型コロナウイルス新規感染者数の推移(5日間の移動平均線)

▼新規感染者数5日間の移動平均線(ジョンズホプキンス大学

▼1週間あたりの新規感染者(1万人以上 2021/5/25時点)

100万人-200万人 インド
50万人-100万人
10万人-50万人 ブラジル、アルゼンチン、アメリカ、コロンビア
5万人-10万人 イラン、トルコ、ロシア、ドイツ、フランス、ネパール
1万人-5万人 南アフリカ、チリ、ペルー、カナダ、ウルグアイ、パラグアイ、コスタリカ、ボリビア、メキシコ、イラク、パキスタン、バーレーン、イタリア、オランダ、ウクライナ、スウェーデン、スペイン、ベルギー、ギリシャ、イギリス、ポーランド、ベラルーシ、インドネシア、タイ、スリランカ、モルディブ、マレーシア、日本

インドは人口が多いだけに感染者数の桁が違う。

ワクチン接種が進んでいると言われるが、アメリカやEU圏の新規感染者数はぜんぜん減ってないぞ。

その他参考

(▼2020/3/31記載)

3/1時点ではイタリアも100万人あたりの死者数は0.5。
3末時点の日本と変わりませんでした。
4月末の日本の状況がどうなっているのか、これまでの対応、これからの対応にかかっています。

致死率が1%前後という噂もありますが、3/30時点での世界の死者数33,106人÷感染者数693,224人=4.8%となっています。

とりわけイタリアは、死者数10,781人÷感染者数97,689人=11.0%となっていますが、これは本当の感染者数はもっと多い、無症状、軽症も含めると10倍の1000万人くらいが実際なのかもしれません。

逆に考えるとイタリアでは症状がひどく、検査したら陽性となった場合には10%以上の確率で亡くなってしまう、と。医療態勢がまったく追いついていないということでしょう。

日本は死者数54人÷感染者数1,866人=2.9%
検査陽性となった場合には約3%の確率で亡くなってしまう、ということですね。

検査に積極的だった韓国は、死者数158人÷感染者数9,661人=1.6%

国によって、または検査体制によって致死率は大きく変わるというのが現状のようです。

新型コロナウイルスは、もともと中国からはじまりましたが、いまは欧米での人口当たり死者数の増加が恐ろしいです。

新型コロナウイルスの潜伏期間は5~6日から14日程度と言われているのと、感染しても症状が出ないか軽い人も多いということを考えると、外出禁止措置を実施してからも発症者は少なくとも2週間程度は増え続けるわけです。

(▼2020/5/3記載)

4月を終えて、日本が欧米並には感染拡大していない。中国、韓国の新規感染者数が落ち着いているとすれば同様に日本も落ち着いて収束してもらいたい。

5月に入り韓国では飲食店がオープンしはじめ、コロナショック前並の客数になっている店舗もあるとか。

一足先に規制を緩めた韓国が今後どうなるか、注視する必要がありそうです。

 

▼参考記事

note(ノート)

武漢で発生したCOVID19の爆発的感染拡大は、欧米での感染爆発に至り、とどまるところを知りません。日本では、武漢・欧米…

この記事で参考になったこと
・密集、密室、密接状態での会話が感染につながる
・日本の満員電車で感染爆発しないのは駅ごとのドア開放による換気と会話が少ないため(今のところ)
・他国に比べ日本の感染が抑えられているのはマスク・手洗い・うがい効果?
・日本における最悪の集団感染シナリオは人口の40-70%が感染、そのうち20%が重症化、5%(200万人)が重篤化、日本の病床数は160万床で既に8~9割埋まっているので対応不可。
・医療キャパを超え致死率3%台になれば120万人が亡くなる。
・重篤者が数十万~200万人だとして人工呼吸器は1万台しかないことを考えると最悪200万人が亡くなる。
・咳や会話によるマイクロ飛沫は空気中に20分も漂う。
・潜伏期間2週間+検査結果が出るまでの期間=約1か月。その分対応は後手に回らざるを得ない前提で対策を打つ必要がある。
・しばらくは「密室、密集、密接会話」を避け、手洗い・うがいを徹底しよう。

 

▼ヤフーサイトによるまとめページ

▼現時点での世界の感染者数、死者数

Johns Hopkins Coronavirus Resource Center

Johns Hopkins experts in global public health, infectious di…

▼国内の状況詳細、日本各都道府県の状況(東洋経済)

日本国内において現在確定している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を厚生労働省の報道発表資料からビジュア…


一つの重要指数としては、重症者数が少なければよいわけで。


20代以下の死亡者は1名(力士)。30代で2名。40代で8名。

感染拡大 → 医療キャパオーバー → 他の傷病者含め治療が間に合わない

これが恐れるべきことの中心で、医療キャパを見ながらの経済活動のコントロールがこれからしばらく(数か月~1、2年?)必要になるのでしょう。

▼各国における新型コロナウイルスの感染状況

外務省 海外安全ホームページ

海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。…

 

本当の感染者数は公表値の10~500倍?

ライブドアニュース

慶応義塾大学病院が、新型コロナ以外の新規入院患者らにPCR検査をした。19日までの1週間で、67人中約6%にあたる4人が…

慶応大学病院に新型コロナウイルス以外で入院または手術を受ける患者67人について試しにPCR検査をしたところ、4人が陽性(約6%)

ニューヨーク州では買い物で外出中の無作為に選んだ3000人を検査したところ、約14%の人が抗体をもっていた、と。

ニューヨーク州の人口約1900万人×14%=約270万人が既に感染しているとすれば公表値の感染者数26万人の10倍にあたる。

日本でもアメリカでも少なくとも5%以上の人が既に感染しているということかもしれない。

感染率と感染後無症状者の割合はこれまで考えられていたよりもずっと高く、感染者の致死率はずっと低い類のウイルスなのかもしれない。

他の病気や死因、健康についても気を付けたい

新型コロナウイルスの怖いところは言うまでもなく「極めて感染しやすい」こと。

しかし死者数だけで考えれば日本では毎年130万人(人口の約1%)=1日3000~4000人がお年寄りを中心に亡くなっているのが日常で、新型コロナウイルスにだけ気を取られすぎるのもどうかとも思います。

▼日本人の死因上位(ざっくり)
・がん28%(36万人)
・心疾患15%(20万人)
・肺炎10%(13万人)
・脳血管疾患8%(10万人)
・老衰8%(10万人)
・不慮の事故3%(4万人)
・腎不全2%(3万人)
・自殺1.5%(2万人)

たとえば、不慮の事故では毎年4万人(1日約100人)が亡くなっています。日本では新型コロナではそこまでになっていないですよね。

日ごろからの健康とか運動、健全な生活習慣、過度な精神負荷がない状態を維持したいものです。

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