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金融資産を2倍にするための「72の法則」とは?

資産運用をするなら「72の法則」を覚えておくと少し役に立つかもしれない

「72の法則」というのを聞いたことがありますか?

以前、クライアントに聞いてみた際、10人中2~3人は聞いたことがある、ということでした。

72の法則とは、ある金額を2倍にするための利回りと年数の関係を表すもので、もちろんざっくりとした法則ですが、投資を行ううえで計算が早くなる場面があったりと、覚えておくといくらか役に立つかもしれません。

たとえば、(今はこういう投資商品はないが)利回りが7.2%だったら、10年で資産が2倍になるということ。

7.2%×10年=72

答えが72になるような式ができるとき、資産が何年で2倍になるか分かる、ということですね。

たとえば、100万円を0.5%で運用すると、2倍の200万円になるまでには・・・
72÷0.5=144

つまり、0.5%で運用できる場合、金融資産が2倍になるまでには144年もかかるということ。
これは気の遠くなる話ですね。
(ちなみに増えた分にかかる税金は考慮せず)

私が子どものころ「郵便局に預けておくと10年で倍になるんだよ!」と聞かされたのを覚えていますが、当時は金利が7~8%以上あったのでしょう。

 

では、ちょっと意地悪な見方ですが、100万円を72%で運用できたら1年で2倍になるのかというと、200万円ではなく、当然ながら172万円にしかならないので、「72の法則」というのはどんなケースにもあてはまるわけではありません。

↓ある金額が2倍になる年数と利回りの関係を30年分確認してみました。


こうやってみると、9年目~13年目あたりは72の法則となりますが、16年目以降はむしろ「70の法則」という感じかもしれません。ただし、10年目はキレイに72の法則になっていますね。


これはある金額を2倍にするための年数を利回りを比較したグラフ。

長期になればなるほど、利回りの差はあまりでなくなってくるのですね。

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