ライフプランツール5つを使ってみた感想

ライフプランツール5つを使ってみた感想

人生100年、自助努力、自己責任の時代と言われます。
本当に生活に困ったら政府や行政がいくらかは助けてくれるかもしれませんが、アテには出来ません。

公的年金も減少傾向であることは間違いなく、個人の対策としては「ライフプラン表をつくって自己防衛しましょう」というのがセオリーになっているかと思います。

googleで”ライフプラン”と検索すると次のような感じに表示されます。

上位に表示されるものの中から、ライフプラン表が作れるツール5選について使えるのか、便利なのかを機能別に見ていきたいと思います。

ライフプラン診断(日本FP協会)

ライフプランといえばFP協会ですね。
ライフプランサービスを提供するFP(ファイナンシャルプランナー)は、FP協会の運営するAFPやCFPの資格を取得し、会員になっています。

以下それぞれ選択すると結果が表示されます。

年代、職業を3つから、配偶者ありなし、配偶者の職業、子供の人数、世帯年収、生活費、住居費、貯蓄額

(所要時間1分)

1分程で結果がでるものの、収入や支出の細かい設定はまったくできないので、これはほとんど役に立たないですね。実態と全く合わないので結果を見ても何の感情も湧かないです。
FP協会が提供するツールとして(FP協会会員として)恥ずかしい出来です。

自分で描く未来予想図 ライフプランシミュレーション(全国銀行協会)

「きほんシミュレーション」と「くわしくシミュレーション」があり後者を選んでみました。以下の項目を入力すると結果が表示されます。

年齢、年収、貯蓄、配偶者有無、配偶者の年齢、配偶者がいない場合は「いないが結婚したい」「結婚しない」から選択、配偶者の年収と貯蓄、子供の有無、子供の年齢、今後の子供の予定、子供の教育プラン、大学の通学方法、主に子育てする人の働き方、マイホーム有無と予定、住宅ローン状況、マイカー購入金額と頻度、海外旅行予定、その他おおきな出費、性格に関する質問8つ、退職年齢、老後の収入、老後の生活費

(所要時間5分)

貯蓄残高、収支の図と、定型の家計のプロのアドバイスが表示され、選択、入力項目が多い分、FP協会のものよりは信ぴょう性がありそうです。

ただ、現在の生活費を入れていないので、そこは平均値などを利用しているのでしょう。

図のみで細かい数字はでませんので、信ぴょう性△といったところです。

松井FP~将来シミュレーター~(松井証券)


入力項目は以下のとおり。

性別、年齢、既婚・未婚、結婚年齢、配偶者の年齢、子供の有無と年齢、子供の予定、職業、年収、退職年齢、退職金、現在の貯蓄額、配偶者の職業と収入、住居、住宅ローン有無と状況、生活費
(タイムラインから)
教育費、習い事、進学塾、老後の生活、遺産金
(イベントを追加から)
子供の生活支援、マイカー購入金額と頻度、ペット飼育、旅行、リフォーム、介護

(所要時間5分)

診断結果として「XXX万円不足しています!」などのコメントと、資産シミュレーションの図が表示されます。

また、ライフイベントの詳細設定として、教育費や老後の生活費を千円単位まで設定できたり、家計診断もできます。かなり作りこまれていますね。

シミュレーション結果を保存し、「専用URLや問い合わせ番号」が生成され、松井証券に相談する際に結果の共有ができる仕組みもあります。

証券会社ですので、この結果を参考に顧客へ投資商品を勧めるのでしょう。

ここまで作りこんだなら、年毎に数字のあるライフプラン表も表示すればよいと思いますが、なぜやらないのでしょう。惜しいですね。

ライフプランシミュレーション(金融庁)

「これはFP協会の許可を得て、マネしてつくりました」というような記載があります。
なんでマネしちゃったんでしょうね。本気でやろうという意気込みは皆無です。

以下入力すると結果がでますが、細かい数字に基づかないので役に立ちません。

年代と性別、職業、退職金有無、配偶者有無と職業と退職金有無、子供の有無と人数、世帯年収、1か月あたり生活費、住居費、貯蓄額

(所要時間1分)

ライフプランシミュレーション(ゆうちょ銀行)

以下入力すると、結果が表示されます。

年齢、貯蓄額、職業、年収、退職予定年齢、退職金、配偶者有無、配偶者がいない場合は今後の希望、配偶者の年齢、職業、年収、退職予定年齢、退職金、子供の有無と予定、子供の年齢、子供の教育プラン、大学の通い方、子育て中の夫婦の働き方、マイホーム有無、住宅ローン有無と状況、クルマの購入金額と購入頻度、今の生活スタイル、退職後の生活スタイル

(所要時間5分)

おや、全国銀行協会のものと、ほぼ同じですね。どちらかが流用したのでしょう。

まとめ

FP協会および金融庁のシミュレーションは選択項目が少なすぎるのでライフプランを確認するためには使えないと思いました。

全銀協およびゆうちょ銀行のものは、項目がそれなりに網羅されているので、ちょっと簡単にシミュレーションしてみたい、という方には良いかもしれません。遊び程度ですね。

この中では松井証券のシミュレーションが最も細かく入力、設定できてこれからのライフプランを検討するのに役に立つかもしれません。上にも書きましたが、年ごとの収支や残高も確認できるようになればもっと良いのにな、と思います。画面遷移が多いので、設定した内容と結果の因果関係が分からなくなりますね。