金融資産のうち、何割くらいまで投資に充ててよいか?

ライフプラン表をつくって、老後資金準備のためにイデコ(iDeCo/個人型確定拠出年金)や投信等を活用するとして、「投資は金融資産全体の何割くらいまでにすれば良いですか?」と質問いただくことがあります。

毎月積立で投資をしていくプランを作るときに、一般的には30代→40代→50代と給与UPや子供の独立のタイミングで投資できる金額が増えていき、積立投資の終わる60代辺りに投資の資金が最も多くなることが多いです。

投資資金は過去の例では長期的な平均値で見れば一定のリターンを生み出し、資産形成に有効ですが、2008年のリーマンショックのときのように1年で30%~50%も下落することもあります。

そういうこともあるので、その人のリスク許容度にも関係しますが、一般的には投資の金額は金融資産全体の5割程度を上限として考えると良いのではないかな、と考えております。

▼金融資産残高推移グラフの例

上記グラフでは、35歳からスタートし、年齢とともに普通預金および投資資金が積みあがっていき、60代で退職一時金を受け取ったあたりで金融資産が最大となり、その時の投資資金の割合は全体の24%程になっています。

投資分で年平均リターンがどれだけになるか、またはいくらずつを投資に充てるかによっても老後資金が十分なのか、不足なのか、または現役時代を犠牲にし過ぎるほど老後資金が潤沢になってしまうのか、このバランスは非常に大切だと思います。
ライフプランニングの相談を受けると、このバランスが取れていない家計が目立ちます。

悪い例
・老後資金準備のために終身保険ばかり加入し今の生活を圧迫したり、軌道修正がしにくくなっている
・投資資金の割合が多すぎてリスクが高すぎる
・今の生活費が高すぎて老後資金準備が全くできていない

投資に充てる割合は「年齢」や「予定されるライフイベント」、「投資に対する考え方」によっても変わると思いますが、最大でも金融資産の5割程度まで、を念頭に色々とライフプランのシミュレーションをしてみると、ちょうど良いバランスを発見できるでしょう。


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