リアルの力

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リアルな体験は心に響きやすい

想像よりもリアルの体験の方が心に響く。たとえば災害をいくら想定しても実際に経験しなければ心に響くものはない。想像よりもリアリティある映画を観た方が心に響く。アニメとリアルの人間が演じる作品はどうか?ケースバイケースだが、人間が演じる作品にはやはりそれなりのリアルがあってアニメよりも心に響きやすいと感じることがある。

旅はどうか

多くの人は旅行が好きだ。現地の人からすれば見慣れた景色、体験も外の人にとっては新鮮。テレビやネット、雑誌などでその地の紹介を見ても現地を訪れて直接見るもの体験して生じる感情は強い。

鑑賞はどうか

劇や音楽。デジタルでも楽しめるものを、なぜリアルで開催するのか。現場で体感する音、目から入る情報、緊張感はデジタルにはない。

散歩はどうか

家にこもるより外に散歩に出れば思いがけない風景に出会う。見慣れた家の中より外から得られる情報量の大きさが感情に作用する。

出社

リモートワークより出社回帰の流れはリアルの力によるものだと思う。リモートでも仕事はできるが味気ない。出社すれば目の前の仕事だけではなく、周囲の情報も入るし余計な雑音、刺激、サイレントな監視の目がある。感情が刺激され、生産性に影響すると考えられているのだろう。リモートワーク100%と出社100%とハイブリッドで実際に比較して生産性を調べる研究なんかがあると面白いんだが、そこまでやる企業はないみたい。

対面

人とのコミュニケーションは、手紙、FAX、メール、チャット、電話、対面などがある。あらゆる仕事が非対面で済むようになってきたのにわざわざ会う理由はなにか。それは対面で得られる感情。たとえば仕事で顧客に会えば、わざわざ貴重な時間と費用を使ってくれたと感じられて商談が上手くいく作用が働きやすくなる(人によるが)。会って話すことで得られる相手の表情や話し方などの情報量の多さが相互理解へつながり、信頼感を醸成するのかもしれない。仕事で相当大きなミスをすれば出向いて謝罪する。会っていれば最悪攻撃されるという緊張感が穏便に済まそうという方向へ自然と心を誘導しているのだと思う。会わなくても電話で謝罪すれば済みそうなときも「お伺いしてお詫びを・・」と申し出る。実際に会わずに済んでも、訪問を申し出た方が効果が強い。

まとめ

映像やVRなどが発達し家にいても少しリアルに近い体験をしやすくなってきた。しかし実際に現地で体験する情報量にはきっと勝てない。会って話す楽しさや緊張感はリモートで得られるそれよりも劣る。

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