共働きなどで、夫婦の財布が別々という場合もあると思います。
家計分担として、たとえば基本的には夫が生活費を負担するが、食費のみは妻が負担して、あとはお互いに自由、のようなケースもあるでしょう。
それでお互いにどれだけの金融資産を保有しているか把握しておらず、その世帯としての家計簿がなく、ライフプラン作成もできない、というケースがあります。
仮に世帯収入が高くても支出も多いため、お互いに貯金が全然なかった、ということもあり、たとえばいざ住宅を購入しよう、というときに困らないようにしたいですね。
管理する口座を決めて、その残高のみ記録する
家計簿をつける大きな目的のひとつは、年間収支を把握して、このまま推移した場合に大丈夫かどうかをチェックすることだと思っています。
「きちんと家計管理をしよう」となった場合、いきなりお互いの資産をすべて明かすのは抵抗があるかもしれませんので、まずは共通で管理する口座を決めてしまいましょう。
そのうえで、家計費用をどの口座から支出し、毎月末にどの口座にいくら残ったかを記録していけばよいと思います。
家計を管理するときに、財布に残っている現金までチェックすると作業が大変なので、銀行口座残高のみ管理するくらいがちょうど良いのではないかなと思っています。
そして、この家計簿をつけて把握された年間収支を基に、生涯のライフプラン表をつくりシミュレーションをしてみると、このままで良いのか、または何か改善しなくてはならないのかが見えてくると思います。
今は、ネットバンキングで残高等が簡単に照会できるし、便利な家計簿アプリも出ていますので、それらをうまく使って安心感のある家計管理ができるとよいですね。