収入保障

ネット生命保険はどの会社が最もリーズナブルか?(収入保障保険編)

そもそも収入保障保険とはどういうものか抑えておこう

収入保障保険は2000年代に入ってから徐々に流行りだした死亡保険。

死亡保険といえば、それまでは定期保険か終身保険が一般的だったが、外資系生保や損保系生保で2000年代に収入保障保険を発売しだした。

収入保障保険の特徴1.保険料が安い。
たとえば30才男性が5000万円くらいの死亡保障が欲しいとなった場合。

定期保険10年なら→保険料 月4700円、年56,400円
定期保険20年なら→保険料 月5750円、年69,000円
定期保険30年なら→保険料 月7900円、年94,800円

収入保障保険で、月額15万円、60才までの保障として。

保険料 月3,930円、年47,160円

定期保険のどのケースよりも保険料が安い。

収入保障保険は死亡時からこの場合60才まで毎月15万円が支払われるもので、もしも30才で亡くなったら、
15万円×12か月×30年=5400万円の保険金受取が可能になる。

つまり年齢が上がれば最終的に受け取れる保険金総額は少しずつ減っていく。

では、定期保険10年を10才ごとに保険金額を下げていったらどうなのか?という疑問も出てくる。

定期保険収入保障保険
30才保険金額5000万円、月額保険料4,700円保険金受取総額5400万円、月額保険料3,930円
40才保険金額3600万円、月額保険料5,760円保険金受取総額3600万円、月額保険料3,930円
50才保険金額1800万円、月額保険料6,948円保険金受取総額1800万円、月額保険料3,930円

※30才時の定期保険は5000万円までしか試算できなかったので5000万円としている。

定期保険の方は10年ごとに保険金額を下げていっても保険料は少しずつ上がっていくのに対し、収入保障保険は60才まで保険料が変わらない。これは大きな魅力である。

一般的に子供が小さいうちの世帯主の経済的な死亡リスクは一番大きく、子どもが大きくなるにつれ当然だがこれからかかる学費がなくなっていくし、遺族のために残すべき生活費も減っていく。
収入保障保険はそのようにリスクが小さくなっていくのに合わせて設計しやすい商品といえる。はまれば強い。

定期保険はライフプランに合わせて適宜見直す必要が出てくるので、つい放置してしまうリスクがあるんだと思う。それによって無駄な保険料を払っていれば損になる。

できれば世帯主死亡時のライフプラン表をつくって、適切な保障額はどれだけか確認し、それに合わせて収入保障保険を当てはめれば最も合理的と思える死亡保障ができると思う。そして足りない分があれば、それを補う形で定期保険を使えばよいのだ。

上記の例でいえば定期保険を10年ごとに削減して見直していっても保険料総額はずいぶん負ける。

▼比較
・定期保険 4700×12×10 + 5760×12×10 + 6948×12×10 = 約209万円
・収入保障保険 3930×12×30 = 約141万円(68万円の差!

死亡保障額を詳しく調べてみたい!という方は、
死亡保険 必要保障額の推移シミュレーションも参考にしてみてください。

*上記保険料はすべてメットライフ生命のサイトにて一定条件の基試算

収入保障保険の特徴2.若いときに大きな備えをしやすい。
保険料が割安なために、世帯主死亡時の経済的リスクが一番高い若い時期に大きな備えをしやすい。

夫婦共働きであるとか、生活費がどうだとか、子どもが何人でどんな教育を受けさせたいかとかによって全然変わってくるが、世帯主死亡時にその後必要となるであろうお金、いわゆる「必要保障額」は、真面目に計算すると、家庭によってはすごい額になる場合がある。

それを保険でカバーしようとすると保険料が高くなるので、やはり割安に設計できる収入保障保険をまず優先して採用することを考えたい。

ネット生保はどこが最もリーズナブルか?(収入保障保険)

では、具体的にネット生保の保険料を調べてみよう。収入保障保険は開発が難しいのか、現状で3社しか扱っていない。

条件:男性、女性 それぞれ30才、死亡時月額20万円、60才まで
ネット生保会社商品名男性
保険料(月)
女性
保険料(月)
備考
アクサダイレクトアクサダイレクトの収入保障25430円3510円最低保障2年
オリックス生命家族をささえる保険keep5660円3720円最低保障1年
チューリッヒ生命収入保障保険プレミアム4180円3580円最低保障1年

非喫煙体優良体型

※2017年12月試算

非喫煙体優良体型という条件だが、保険料はチューリッヒ生命が一番安い。

医療保険は30才だと女性の方が女性特有のがんなどの病気があるため保険料が男性より高いのだが、死亡リスクになると保険料から推察するに男性の方が高い。

自分の場合の保険料が気になる人は、各社のサイトから調べてみて欲しい。

ちなみに「ネット生保は会社として安心なのか?」と心配な方は、こちらの記事にも記載したので、参考にしてほしい。
ネット生命保険はどの会社が最もリーズナブルか?(定期保険編)

なんだかよく分かんない、という場合でも、子どもができたらとりあえず月10万円以上の収入保障保険に入ったら良いと思う。その後見直してもいいし。

▼何か参考になることがありましたらシェアいただけると嬉しいです。


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