総務省では毎年、「家計調査」を行い、公表しております。
2018年は全国約8000世帯から家計簿等を基に記入いただいた調査票を基に調査結果を作成したとのこと。
以下よく使いそうな項目のみ抜粋して、まとめてみました。
2018年総務省「家計調査」より編集
世帯人数3人の場合、月間の消費支出は29.2万円
世帯人数4人の場合、月間の消費支出は32.5万円
1人増えると3.3万円増えていますね。
特に教育費の増加が目立つ(9978円→30566円)ので、子供の学費、ということでしょうか。
当サイトで提供しているエクセル・ライフプラン表では、以下のように支出を分類しています。
1.基本生活費
2.住宅費
3.子供の教育費
4.保険料
5.車
6.その他
家計簿を付けていないと、この分類上の「基本生活費」が一般的にどれくらいか想像しにくいところですので、この調査結果を基にすれば、次のように参考値が得られるのではないかと推測しました。
基本生活費は、以下のような考えで計算してみました。
消費支出
-住居費
-交通・通信
-教育
-保険料30,000円(平均このくらいかと)
+通信費10,000円(上で交通・通信をマイナスしたので携帯代をプラス)
図の緑のところが「基本生活費」と想定しています。
基本生活費の目安
3人世帯 19.9万円(年間約240万円)
4人世帯 21.0万円(年間約250万円)
30代の世帯 17.4万円(年間約210万円)
40代の世帯 20.2万円(年間約240万円)
これらのことから、世帯年収やお住まいの地域によっても差があると思いますが、「自分でつくれるエクセル・ライフプラン表」で入力する基本生活費は、3~4人家族だったり、30~40代の世帯なら年間210万円~250万円あたりが妥当かな、ということになりますね。
家計簿をつけていなくて、年間の基本生活費がまったく分からない、という場合は参考になさってください。
また、家計を把握されてらっしゃる方にとっては、平均値が分かるので、比較してみると家計改善の参考になるかもしれませんね。